「コレ、面白いからやってみなよ」

知人にそう言われ、とあるSNS系のアプリをインストールしたのが、
物事の全ての始まりでした。

こんなもの、興味はないけれど、一度くらいはやってみようかな。
始めは、そんな軽い気持ちでした。
『初めまして。私の名前は八事麻衣と言います。
ケーキを作ることと、音楽を聴くことが好きです。宜しくお願いします』
確か、こんな文面のメッセージを相手に送りました。
相手は私と同じくらいの30代前半の男性。年が近いほうが話しやすいかなと考え、
同世代くらいの男性の方をメル友相手に選びました。

「今何してる?俺は今、妻と一緒に名古屋港水族館来てるトコ」

新しく『メル友』が出来て約半年。
私の生活は今までと比べ物にならないくらい、楽しく満ち足りたものになりました。
いつ、どこで何をしていているときでも、彼からメールが来る。
そのことは、私に特別な充足感を与えてくれました。
夫と結婚して約5年半。新婚当初の新鮮さは薄れ、ひどく味気のない日々を
送っていた私でしたが、彼と出会ってからは、そんな生活が大きく一変しました。

「話?話なら毎日聞いてるじゃないか。
仕事で疲れてるんだ。今日ぐらいゆっくり寝かせてくれよ」

仕事で忙しいから何だのと理由を付けて、私の話を聞いてくれない夫。
私の話を聞いてくれる人がいる。
そのことは、日々の生活において、何ごとにも代えがたい安心感を与えてくれました。

(もっと彼とゆっくり、色んな話がしたい。)

メッセージのやり取りを重ねるにつれ、そんな想いが胸を過るようになりました。
もちろん、そんなことしたらいけないってわかってる。
だけど、その時の私は、久しぶりに夫以外の異性と話をしたというその喜びで、
全くもって、いつもの冷静さを失っていたのです。

「冷たいご主人だね。奥さんはこんなに家事、育児頑張ってるのに。
少しくらいは話聞いてくれても良いのにね」

初めて彼と一夜を共にした夜―
傍らに私の身体を引き寄せ、耳元で優しく彼はそう私に囁きました。
夫以外の男性に口説かれている。
夫以外知らない場所に、このひとは今まさに触れようとしている。
そのことに対する気恥ずかしさと喜びに秘かにうち震えながら、
熱く火照った彼のその頬に、優しく口づけをしました。

その彼とは、今も順調に交際が続いています。
こんなコトしてるなんて、主人にも知人にも誰にも言えやしないけれど―
『メル友』との出会いで、私の人生は大きく変わりました。
暇をもて余しているそこの貴女も、是非一度はやってみて下さい。
スマホ一台で今、の人生が今よりずっと明るく楽しいものになりますよ。
以上、名古屋市内在住・専業主婦(34)の極秘不倫体験記でした。

Pocket
LINEで送る