行きつけの美容師さんと不倫しています。
32歳、専業主婦。小学校3年生と小学校1年生の男の子を持つ、
2児の母です。

「綺麗な顔してるのにもったいないね、お客さん。
髪型変えたら、今よりずっと雰囲気良くなると思うけど」

一人の美容師さんにそう声を掛けられたことが、
私が不倫という過ちを犯してしまうきっかけでした。
家事や育児に追われ、身なりなど気にする余裕もなかった私。
そのような優しい言葉を掛けてもらえたことに驚き、
そしてホッとしたような気持ちになりました。

「やあねえ、褒めたって何も出ないわよ」

口ではそう言いましたが、内心は嬉しい気持ちでいっぱいでした。
柄にもなくフフフと微笑むと、

「美穂子さん、良かったらラインのID交換しない?
俺で良かったらいつでも話聞くし」

そう彼に声を掛けられました。
ライン交換するたってねえ―私の左手には薬指のシルバーリンク、
その意味を解ってて口説きに来ているのでしょうから―
タチの悪い人ねえ。
そう思って、初めは全く彼のことを相手にしていませんでした。しかし、

「どうしてもダメかなあ?
俺、個人的に美穂子さんのことかなり気に入ってるんだけど」

熱心な口説き文句に押され―
結局は、その要求に応じてしまいました。

「美容室に行くお金があるなら、そのお金で涼太を
サッカーチームに入れてやったらどうだ。
あまり無駄なことにお金を遣わないでくれよ」

主人のそんな言動に嫌気が差し始めた頃―

「美穂子さん、いま暇だったらお茶しない?
ちょうど近くまで来てるからさ、少しの間だけでも。ダメかな?」
彼からそのような内容のメッセージが。
ドキドキ。不覚にも胸が高鳴りました。
そして、気付けば彼の指定する待ち合わせ場所へと向かっていました。

「そうとう参ってるだろうと思ってサ。
話だけ聞きたかったの、話だけ」

ニッコリと優しく微笑んで彼は私にそう言いました。
美容室で会った時よりも、垢抜けた格好をしていて、
大人びたその姿に、思わず胸が高鳴りました。
3時間くらい、喫茶店で話をしていたと思います。
一回だけ。そのつもりが、何回も逢瀬を重ねるようになり―
気付けば、私は彼と禁断の恋に落ちていました。

「なんだ、お前。良いことでもあったのか?
そんなお洒落な格好して」

主人からはそんな怪訝な表情をされていますが―
これで良い、これで良いのです。
彼と出会って、私の人生は大きく変わりましたから
もとはといえば、主人が育児を私に押し付けたのが原因なのですから。
後悔や罪悪感というようなものは全くありません。
これからも彼と二人、秘かに愛を育んでいこうと思います。
以上、私の不倫体験記でした。
最後まで読んでくれてどうもありがとう(*^-^*)

Pocket
LINEで送る